インターネットが普及し、ネット上でさまざまな問題を解決できるような時代になりました。
ネット上では無料公開されているデザインテンプレートも数多く存在し、年賀状用のデザインも揃っています。
そこで、ビジネス年賀状を無料のデザインテンプレートで済ませることは問題ないのかについて解説します。
1.無料の年賀状テンプレートについて
まずは、一般的な「無料の年賀状用のデザインテンプレート」について解説します。
ネット上やソフト内にテンプレートは数多く存在
ネット上には、無料で利用できる年賀状用のデザインテンプレートが数多く存在しています。
「年賀状 デザイン 無料」で検索してみてください、翌年度の新年用に使える年賀状のデザインが数多く検索結果に登場するでしょう。
もしくは、無料で公開されているデザインや写真をまとめているサイトにアクセスし、「年賀状」で検索してみると多くのデザインがヒットすると思います。
無料のテンプレートを利用するメリット
無料のデザインテンプレートで年賀状を作ることのメリットは「お金がかからないこと」と「早く作れること」です。
無料のテンプレートなので、何らかの条件が付随している場合でなければ基本的にお金を支払うことなく年賀状のデザインとして使うことができます。
もし、誰かに年賀状のデザインを外注する場合だと、お金がかかるだけでなく、デザインの完成までに時間がかかる可能性が考えられます。
一般的に年賀状は12月の中旬~クリスマスごろまでに出さないと元日に届かないので、デザインを用意するのは急ぐ必要があります。
無料のデザインテンプレートは印刷するだけで年賀状が完成しますので、宛先の記入や裏面に一筆入れるなどの手間を考えると手早く大部分を完成させられるので非常に便利なのです。
「有料のテンプレート」ってあるの?
ここまで「無料のテンプレート」について解説しましたが、ネット上には「有料で利用できる年賀状用のデザインテンプレート」も少なからず存在します。
ネットで「年賀状 デザイン 販売(または有料)」で検索してみると、デザインを販売しているサイトが検索結果にヒットすると思います。
1デザイン数百円で販売しているものが多いので、気に入ったデザインがあってどうしても使ってみたいというのであれば購入してみても良いでしょう。
2.無料のデザインテンプレートをビジネス年賀状に使うのは、アリ?ナシ?
では、無料のデザインテンプレートでビジネス年賀状を作るのはアリなのでしょうか?
それともナシなのでしょうか?
無料でも気持ちは届く
無料のデザインを使うと聞いて思い浮かんでいるのはおそらく「無料だと気持ちがこもらないのでは?」という考えだと思いますが、無料のデザインだからといって年賀状に気持ちがこもらないわけではないでしょう。
重要なのは「年賀状を出して新年のあいさつと、日ごろの感謝、これからのお付き合いのお願い」といった気持ちをきちんと伝えることであり、きちんとした書式で年賀状を作って送ればそれだけでも十分に気持ちは相手に伝わるはずです。
オリジナルとわかるデザインの方が気持ちは届く?
では、オリジナルデザインを用意して年賀状を作った方が気持ちが届くのかといえば、相手によってはそう感じるかもしれませんし、そうでもないのかもしれません。
そもそも明確に「オリジナルだとわかるデザイン」となると、ビジネス年賀状であれば「会社のロゴが入っている」とか、そういった類のデザインになるのでしょう。
ですが相手によっては「何も年賀状にまで会社のテイストを入れなくても…」と思われてしまうかもしれません。
「手書きのメッセージ」で気持ちを伝えよう
年賀状で最も「気持ちが伝わる工夫」といえば、やはり「裏面に手書きのメッセージがある」ことではないでしょうか?
ビジネス向けではない一般の年賀状に関してのアンケートでは、「手書きのメッセージがある」ことが、喜ばれる年賀状の条件として上位に位置しています。
ビジネス年賀状となると、付き合いのある会社が多いところほど多くの枚数の年賀状を作らなければなりませんから、どうしても手間がかかり、大量生産可能な印刷のみで済ませることもあるかもしれません。
しかし、自筆のメッセージが書かれていれば「忙しい中でも『印刷しただけ』の年賀状ではなかった」として、ビジネス年賀状にも気持ちを込めることができ、相手に「もらって嬉しい」と思ってもらえる可能性を高めることができます。
3.無料のデザインテンプレートを利用する際の注意点
無料のデザインを使ってもビジネス年賀状で気持ちを込めることは十分に可能ですが、その際には以下のポイントに注意してください。
毎年おなじデザインは絶対に避ける
無料のデザインテンプレートを使う場合には「毎年、同じようなデザインを使うのは避ける」ことを念頭に置いて下さい。
何年も付き合いのある会社であれば、すでに何枚も年賀状を送っていることでしょう。
毎年のように同じようなデザインで年賀状を送ってしまうと「手抜きかな?」と思われてしまう可能性も捨てきれません。
せっかくの年賀状ですから、何らかの一貫性は持たせても良いとしても、全体的に似たような雰囲気ばかりになるのは避けておきましょう。
最新のデザインテンプレートが無難
年賀状のデザインをネット上で探す際には「最新のデザインである」ことを念頭に置きましょう。
検索すれば基本的にその年に使える年賀状のデザイン、具体的には「新年の干支のデザイン」「新年の年号が入っているデザイン」がピックアップされるでしょうが、検索の仕方次第では古い年賀状デザインがピックアップされることもあります。
新年の干支を把握しておき、年賀状のデザインが新年用のものであることを確認しておきましょう。
デザインよりも気にするルール・マナーは多い
ビジネス年賀状ですから失礼の内容にしたいところですが、それならばデザイン以外にも以下のポイントに注意して年賀状を送るべきです。
- 宛名や敬称を間違えない
- 元日または相手の仕事始めの日に届くように間に合わせる
- 基本的に単独宛てにして、連名宛ては避ける
- 家族経営の場合は「喪中」もあり得る
- 最近は「電子メール」でもビジネス年賀状を出すシーンが多い
基本的なルールやマナーを守れなければ、せっかくの年賀状でも不快感を与えてしまう可能性も捨てきれません。
まとめ
ビジネス年賀状で無料のデザインテンプレートを使うことは特に失礼にあたるわけではなく、選択肢も多いので気に入ったデザインを見つけられるでしょう。
デザインだけでなく、年賀状マナーやビジネスマナーを守って、送った相手に不快感を与えないように注意して年賀状を作ってください。