年の瀬か近づいてくると、企業においては忘年会、そして新年会と何かと宴会の機会が多くなります。
そんな忘年会や新年会の幹事を任された、企業の新人さんたちのために、会を盛り上げるためのアイデアをちょっとだけご紹介します。
それはズバリ、「新年会の幹事を任された場合には年賀状を効果的に利用すると良い」ということです。
はじめての大役を失敗せずにやり抜きたい幹事さんや、「新年会に年賀状?」と疑問に思われた幹事さんは、ぜひ最後までお付き合いください。
新年会の成功のためには年賀状を効果的に利用しよう
「新年会の幹事を任された場合には年賀状を効果的に利用すると良い」と突然に言われても、何がなんだか分からないというのが本音のところでしょう。
ではなぜ新年会の準備に年賀状を利用すると良いのか?
それはズバリ言って、新年会の成功というのはどれだけ準備を効率的に行えるかにかかっているからです。
では、その準備に年賀状を利用すると、どのようなメリットがあるのか、そして実際にどうやって年賀状を利用していくのか、実例とともにてご紹介してまいります。
新年会の幹事を任されたら考えるべきこと
年賀状を新年会の準備に使うと良い理由を説明する前に、そもそも新年会の幹事を任された場合、どういうことを考えなければならないのかということを考えてみてください。
会社行事は飲み会であろうと手を抜かない
まず、新年会というのはいわば飲み会なわけですが、そうはいっても会社行事であることは変わりません。
その幹事を任されたということは、会社のプロジェクトの1つを任されたということと変わりませんので、たかが飲み会などとは思わず、しっかりと手を抜かずに向かい合いましょう。
宴会の成功は事前準備にかかっている
新年会に限らず宴会というものは、お酒が入る場でもありますので、当日はどんなトラブルが起きないとも限りません。
それをすべて予測することなどできませんが、少しでもそうしたトラブルに余裕を持って対処するためにも、事前準備をしっかりと行なっておくことが必要となります。
新年会の幹事は自らを売り込むビジネスチャンス
新年会の幹事をやるということは、参加者全員の前で司会をしたり仕切りの手際を見せたりすることになります。
その参加者は当然先輩や上司もいますので、その場でスムーズな段取りから臨機応変な仕切りを見せることができれば、それはそのままあなたの評価となります。
1つの宴会を仕切れるということは、それだけ計画的に物事を進められるということですので、そうした部分を評価してくれる人は必ずいるものです。
新年会の準備に年賀状を利用するメリット
それでは新年会の準備に年賀状を利用するメリットについてご紹介します。
会に先立ち自分を売り込める
新入社員が新年会の幹事を任された場合、まずは参加する社員みんなに自分のことを知ってもらうことを考えましょう。
今後さまざまな連絡事項を伝えたり、当日の進行で他の先輩社員たちの協力を得るためにも、自分のことをみんながよく知っていてくれれば、何かとやりやすいものです。
社内スタッフに向けた年賀状で、あなたが新年会の幹事をやることを明示して、場合によっては自撮り写真を印刷するなどしてあなたのキャラクターを売り込めば、新年会の準備段階から周囲の協力も得やすくなるでしょう。
年賀状で自分を売り込む自己紹介例文
あけましておめでとうございます
〇〇部新入社員の〇〇です
旧年中は大変お世話になり誠にありがとうございました
今年の新年会では幹事を任されることになり
今から緊張しています
一年の最初に皆様との懇親を図り
仕事へのモチベーションを上げて行ける会となるように
頑張りたいと思っておりますのでぜひご協力をお願いします
皆様にとって幸多き一年になりますように
イベントの仕込みを事前に行える
新年会に限らず宴会を円滑に運営し、参加者全員が楽しく時間を過ごし、その会自体を成功に導くためには事前準備が大切だということは先述しました。
特に宴会で参加者が参加型で楽しめるイベントを仕掛ける時などは、そうした準備の重要さは増すもので、そのための準備を年が明ける前から始め、年賀状を使って参加者へのアプローチをするということは、有効な手段です。
年賀状を使った新年会のイベントアイデア
それではここで、年賀状を使って新年会のイベントの下準備をする、ちょっとしたアイデアをご紹介します。
お年玉抽選会
宴会を行う際にあまりイベントに時間をかけたりはせず、さらっと終わらせたい場合などは、抽選会のようなシンプルなイベントが良いでしょう。
先述したような幹事の自己紹介的年賀状に、通しナンバーを振っておいて、それを当日持参してもらい抽選会を行えば、ビンゴゲームのようなイベントよりは遥かに短時間で終わらせることができます。
新しい年への宿題
新年会とは新しい年のはじめに行う会社行事としての宴会です。
そこでは社長や役職者などの挨拶で、企業としての今年の目標やビジョンなどを共有する時間を設けると良いでしょう。
そしてそれ以外に、参加者各人の今年にかける想いや目標を語ってもらうのも、新年会で行うイベントとしてはふさわしいものです。
しかしそうはいっても、当日いきなり参加者に話を振っても、そうそう全員がうまく話をできるわけでもありません。
そんな時のためにあらかじめ年賀状に、新年会までにやってきてもらう宿題を書いておいて、当日それを発表してもらうというのをおすすめします。
年賀状を使って仕込んでおくと良い、イベント用宿題のアイデアは次のようなものがります。
- お正月に今年の目標を書き初めしてきてもらう
- 400字詰め原稿用紙1枚に今年にかける想いを書いてきてもらう
- 正月休み中に気づいたビジネスのヒントをなにか1つ考えてきてもらう
など
>>新年会の幹事必見!面白い会にするためには挨拶を極めるのがポイント
年賀状を新年会の準備に使う場合の注意点
このように年賀状を新年会の準備に利用するのは、新人幹事にとっては非常におすすめの方法ですが、そうはいっても年賀状に記載できる情報にはどうしても限りはあります。
そのため、あくまで年賀状は根回しのための下準備と割り切って、年が明けてから改めて社員に対して、新年会の案内を通知する必要はあります。
しかし、年賀状による下準備であなたが幹事をやるということを伝えてあれば、案内状の送付から当日までの進行に対して、周りの協力も得られて準備自体がスムーズに行えるでしょう。
まとめ
ここまで新年会の準備に年賀状を利用するメリットと、その具体的なアイデアについてご紹介してきました。
いずれにしても新年会の幹事というのは、社内で自分をアピールして、今後大切な仕事を任せてもらうための大きなチャンスともなります。
そのための準備はやってやり過ぎということはありません。
上司や先輩の覚えもよく、やりがいのある仕事に携わるためには、年賀状であろうがなんだろうが使えるものはすべて使って、万全の準備を整えて新年会の幹事という大役をまっとうしてください。