現代社会では、整体にお世話になっている人も多いのではないでしょうか。
体の不調はすぐに改善していかないと、自分が辛くなるだけですからね。
そんな整体では、いつも来てくれる患者さんに対して感謝を込めて年賀状を送ることがあります。
でも、患者さんは整体からの年賀状なんて営業年賀でしょと受け止めてしまいがちです。。
そこで今回は、整体から年賀状は送る?送らない?、便利な使えるメッセージ例文、患者の声などをご紹介していきます。
患者さんに年賀状を送るか送らないか
日頃から整体院にお世話になっている人は多いのではないでしょうか。
特に近年は、若い人でも肩や首コリに悩むケースが多かったり、デスクワークで釜たった体をほぐすために通う人もいますよね。
通院する理由は様々ですが、整体院に行くことできれいな骨格の体になれるので、体の歪みや不調を感じたときは気軽に訪れることをおすすめします。
さて、そんな整体院の先生たちはいつも来てくれる患者さんに、新年のご挨拶として年賀状を送っていますか。
院の営業として来院歴のある患者さんに一斉にハガキを送っているところがほとんどかと思います。
年賀状調査では、整体から患者さん宛てに送るところは少ないようです。
また、個人間で送り合うことはほぼありませんが、前から関係性があったり、整体と関係なく個人でやりとりしている場合はあるでしょう。
ですが、最近はプライバシーの侵害問題などで、保険証一枚に個人情報が書いてあることを年賀状に利用することを嫌だと感じている人が多いのです。
個人情報に関しては、次の項目で詳しく解説していきたいと思います。
プライバシーの確認を必ず行う
たった1回通っただけでも、営業年賀状が届くことってありますよね。
院にとっては、1回でも何度も通院している患者さんでも大切な患者なので、これからもうちを利用して欲しいとの思いがあります。
事前に患者さんに対して院から年賀状をお届けしていますとのお知らせを院内に張り紙したり、案内しておくことも良いでしょう。
また、整体を個人で経営していて、医院長個人から患者さんに年賀状を送る場合も、事前に送っても良いかどうかの確認をしておいた方が良いですね。
営業年賀状の場合、一斉に送るので喪中かどうかまでは分からないので、後から喪中だと知ってもこの場合はしょうがないです。
上記でもお伝えしたように、保険証の個人情報を営業年賀状に使うんだ・・・と嫌な思いをする人もいます。
患者さんに年賀状を送るときは、あなただけにこのメッセージを送りますという手書きのあたたかさがあるメッセージがあると、もらった方もスルーせずに読んでくれることでしょう。
次に患者さんへの年賀メッセージ例文をご紹介しますので、整体のみなさんはぜひ参考にしてくださいね。
患者さんへの年賀メッセージ例文
ベーシックな文章から相手の体を気遣う失礼のない文までご紹介していきます。
・昨年は何かとお世話になりありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
・健やかに新春をお迎えのことと存じます。
本年も変わらぬお付き合いをお願いいたします。
・幸多き新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年もよろしくお願いいたします。
・旧年中に賜りましたご芳情に深謝し、
本年も相変わらぬご厚誼を願い上げます。
・ご無沙汰を深謝しご家族皆様のご活躍をお祈りいたします。
・本年も良き年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
・微力ながら地域医療に貢献するため日々精励する決意です
今後も一層の御指導と御鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます
・お体の具合はいかがでしょうか。この機会にゆっくりと休養を取って治療に専念 される事を願っております。
・十分に養生され、一日も早く全快されますよう、お祈り申し上げます。
・もうお食事が取れるようになったと伺い、安心いたしました。どうか一日も早く 回復なさってください。
・寒さ厳しき折、お風邪などひかれませんように
・どうぞご無理をなさいませんよう
相手の心情を考えて、あまりに心配するようなネガティブ文章は新年の挨拶ですので、よくありません。
患者さんが、前向きに治療に取り組めるように、改善していくようなポジティブなメッセージを書きましょう。
具合を伺うような内容は、時にプライバシーの侵害になりますので、言葉を慎重に選ぶ必要があります。
売り込み年賀は流されやすい
売り込み年賀状は一般の年賀同様、元旦にお客様の元に届くように送りますよね。
各整体も、今年もたくさんの患者さんに来て欲しいとの思いで年賀を出します。
しかし、やはり残念なことに売り込み年賀と分かった瞬間に元旦に届いても多くの人は流し読みしています。
特に病院・整体関係は、もうお世話になりたくないと思っていることがほとんどですよね。
整体は体のために通うことは悪いことでは決してありませんが、それよりも年賀状の交換だけで繋がっている旧友の年賀状の方が断然、目がいきます。
これはある意味しょうがないことでしょう。
どんなに見てもらえなくても、出さないよりは出しとこうという思いで作成しているところも多いと思いますので、少しでも見てもらえるような工夫や仕掛けが必要になってきます。
たくさんの人に送るのに、一つ一つ手をかけた年賀を作っていられないと考えるのならば、流される年賀状のままです。
どんな会社も企業も病院も、少なからず年賀作成に費用がかかっている中で、たかが年賀状でも見てもらえる年賀状にすべく、工夫を凝らしていくことが、今後の経営にも大きく影響してくるかもしれませんね。
患者の思い
実際に整体から年賀状が届いて、患者さんはどんな風に思っているのでしょうか。
整体に通っていて年賀を受け取ったことがある何人かに調査してみました。
以下、特に多かった意見です。
・見るけど何とも思わない
・営業系は捨てる
・返信はしない
・見ないで捨てる
やはり、じっくり見ている人はほぼいないようですね。。
そして、営業年賀であってもこんな年賀状だったら、また整体に行こうかなと思う年賀状の意見です。
・新年キャンペーン
・割引クーポン
・友達紹介で割引やお得がある
・ハガキを持ってきたら何かサービスがある
・年賀状にスクラッチなど面白い仕掛けがある
患者にとって年があけてもまた通おうかなと思える理由は、何かしらのお得がついていることが条件になるようですね。
新年のキャンペーンなどを行なっているところは結構多いですよね。
今年こそは顧客を増やしたい!と気合いを入れている整体は、ぜひこのお客さんの声を受け止めて、自分のところだけの特別サービスを考えてみましょう。
年賀状は、決してお金をかけなくても小さな工夫でお客さんの目に止まる年賀状にすることができます。
クーポンや割引券などは、年賀の端にちょっとつけておくなどするだけで、お得なチケットがあるなら絶対にみてもらえます。
そこだけ切り取って捨てられても、それはそれで患者が増えることに喜びを持っていくしかないです!
他と同じことをしても売り上げは伸びませんし、患者さんは増えません。
上記でご紹介した患者の貴重な意見を参考に、今年はステキな年賀状を作れるように一工夫出来ると良いですね。
まとめ
今回は、整体に絞って年賀状の特集をしてみました。
なかなかしっかり見てもらえることが少ないですが、送る場合はしっかりプライバシーを確認して、くれぐれも不吉な言葉や失礼な文にならないように気を配らなければなりません。
また、ここで紹介した例文はどれも今年の年賀に使えるお役立ちメッセージになりますので、そのまま使ってしまってもOKです。
もちろん、院からのあなたへの手書きの一言などがあれば、もっと気持ちの込もった年賀状になりますが、どんな風に作成するかは患者さんを増やすキーポイントになるので、よーく考えましょうね。