飲食店が年末になると頭を悩ませるのが、お客様に出す年賀状の作成です。
一年で一番忙しい時期に作業しなければなりませんので、ついおざなりになってしまいがちですが、せっかく自店のブランドイメージをお客様に改めてお伝えする機会ですから、しっかり手を抜かずにクオリティの高いものを作りたいものです。
そのためにはデザインや使用する画像に凝るのもいいですが、年賀状に書き記すメッセージをちょっとひねって、個性的な文章にするのもおすすめです。
この記事では飲食店が出す年賀状の文面を、業種・業態別にそのまま使える例文としてご紹介いたします。
飲食店お客様に出す年賀状は心に残る文章が決め手
年に1度、飲食店がお客様に自店のメッセージを伝える大切なコミュニケーションツールである年賀状。
せっかくですから他のお店に負けない、個性的で心に残るメッセージを添えたいものです。
以下に業種・業態別に使える例文をご紹介しますので、ご自身の店舗のイメージに合わせて、自由にアレンジして使ってみてください。
飲食店がそのまま使える心に残る例文テンプレート
年賀状は一般的に
- 賀詞
- 旧年中の感謝
- 相手の健康や繁栄を願う言葉
- 今年の抱負や今後の厚誼を願う言葉
- 年号、日付
- 差出人
といったものに加えて、飲食店の場合では新年の営業再開日の情報や、セール、キャンペーン情報といったPR要素などで構成されています。
ここでは本文にあたる部分の例文のみご紹介しますので、コピペするなどしてご自由にお使いください。
和食居酒屋
あけましておめでとうございます
旧年中は格別のご厚情を賜り誠にありがとうございました
おかげさまで〇〇(店名)も無事に新しい年を迎えることができました
これもひとえにご来店いただいた皆様方のおかげと深く感謝しております
本年も皆様の「おいしい笑顔」がたくさん見られるよう
スタッフ一同ねじりはちまきを巻き直して気合を入れております
今後とも〇〇(店名)をどうぞよろしくお願いいたします
まだまだ寒い日が続きますがお体ご自愛くださいませ
洋風居酒屋
HAPPY NEW YEAR
新しい年を皆様明るい気持ちでお迎えでしょうか
旧年中はたくさんのご来店誠にありがとうございました
今年は〇〇(店名)も勝負の年!
皆様に心おきなく酔いどれていただけるようスタッフ一同全力で突っ走ります
ぜひ今年も皆様の元気な笑顔を見せにいらっしゃってください
皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます
寿司屋
謹んで年頭のご祝辞を申し上げます
旧年中はご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます
おかげをもちまして〇〇(店名)も◯年目の新しい年を迎えることができました
これもひとえに皆々様のご支援の賜物と深く感謝いたしております
本年も目利きと仕事にこだわって
よりいっそう旨し寿司を皆様に召し上がっていただけるよう
腕によりをかけて頑張ってまいります
本年も変わらぬご厚誼をいただけますようお願い申し上げます
皆様方におかれましてはご多幸とご健康を心よりお祈り申し上げます
蕎麦屋
謹賀新年
旧年中は大変お世話になりました
こうして新しい年を迎えることができましたのも
皆々様のおかげと心より感謝申し上げます
これからも皆様に愛していただけるお店を目指して
細く長く頑張ってまいります
皆々様のご多幸を心よりお祈り申し上げます
本年も何卒よろしくお願いいたします
なお新年は一月◯日より通常通り営業いたします
中華料理店
新年快采!
皆々様におかれましてはおめでたい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます
昨年は〇〇(店名)にたくさんのご来店誠にありがとうございました
本年も笑顔がいっぱいあふれた店内になるよう
お腹いっぱいのお料理を用意して皆様のご来店をお待ちしております
「倒福」の名の通り皆様に素晴らしい未来が到達しますように
心よりお祈り申し上げております
本年も◯◯(店名)をどうぞよろしくお願い申し上げます
本格レストラン
HAPPY NEW YEAR
旧年中は格別のご厚情を賜り厚くお礼申し上げます
おかげさまで〇〇(店名)も◯年目のアニバーサリーを迎えることができました
これもひとえに皆々様のご支援の賜物と深く感謝いたしております
本年も「厳選した食材」「妥協なき調理とサービス」「ワインマリアージュ」の
3つの想いをお届けできるようスタッフ一同努力してまいります
本年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます
*新年は◯月◯日より平常通り営業致します
ラーメン屋
あけましておめでとうございます
昨年は大変お世話になりありがとうございました
本年もラーメン1杯に精一杯の想いを込めて
皆様に幸せをいっぱい感じていただけるよう
スタッフ一同努力してまいります
たくさんの皆様のご来店心よりお待ち申し上げております
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
焼肉屋
ウッシッシーの謹賀新年
旧年中はたくさんのご来店誠にありがとうございました
今年は丑年
皆様にウッシッシーなウシ肉をお腹いっぱい召し上がっていただけるよう
いいウシにこだわった営業を心がけてまいります
まだまだ寒さ厳しき折ではございますが
皆様方におかれましては風邪など引かないようお気をつけくださいませ
本年も何卒よろしくお願い申し上げます
カウンターバー(年末に送る挨拶状の例)
MERRY CHRISTMAS & A HAPPY NEW YEAR
本年もたくさんのお客様に〇〇(店名)を愛していただき心よりお礼申し上げます
来年もグラス1杯に心を込めて
皆様に心よりくつろいでいただけるお店を目指して精一杯努力してまいります
良いクリスマスと良いお年をお迎えくださいませ
皆様のご多幸とご健康を心よりお祈り申し上げます
忙しい年末の年賀状準備は外注業者を賢く使う
年に一度の有効な宣伝ツールとして利用できる年賀状ですが、最近ではパソコン用フリーソフトや、無料画像サービスなどを利用して、個人でも簡単に見映のいいものを作ることできるようになってきました。
しかし、年末は忘年会やクリスマスディナーに年越しの準備など、飲食店においては1年で一番の稼ぎ時です。
ただでさえ忙しい年末に年賀状の発送業務を行わなければならないので、少しでも手間を減らし、かつクオリティの高い年賀状を作るために、プロの外注業者に任せるという選択肢を選ぶのも1つの考え方です。
その際は価格の安さだけで選ぶのではなく、自店のイメージに合った年賀状が作成できるかなど、クオリティに目を向けることも忘れてはいけません。
年賀状にかけられる予算はいくらまでなのか?どこからどこまでをプロに任せるのか?など、しっかりと費用対効果を考えた上で、賢い業者選びを行うのも、年賀状製作の大事なポイントです。
まとめ
新しい年の始まりにお客様に送る年賀状は、自店のブランドイメージを改めてお客様に伝えるのには、非常に優れた営業ツールです。
他店との差別化を図るためにも、ここで紹介したようなちょっとひねった印象的な文章を使って、お客様への有効なコミュニケーションツールとして活用してください。
同時に年賀状製作は、プロの外注業者を利用するなど、手間を減らしクオリティの高いものを用意するのも、年末の忙しい時期を乗り切る有効な営業戦略の秘訣です。