ビジネス向けの「もらって嬉しい年賀状」の書き方を徹底解説!

ビジネス向けの「もらって嬉しい年賀状」の書き方を徹底解説! コラム

新年のあいさつとして「年賀状」を送るのは一般的なマナーですが、ビジネス用の年賀状を送る場合には「普通の年賀状とは違うのでは?」と不安になってしまうのではないでしょうか?

少しでも、相手が「もらって嬉しい!」と思ってくれる年賀状を送りたいところでしょうが、普通の年賀状とビジネス年賀状では何が喜ばれるのか違うのではないかと思うと迂闊に年賀状を作れなくなってしまいます。

そこで、ビジネス向けの年賀状で「もらって嬉しい」と思ってもらえる作り方について解説します。

1.一般的な「もらって嬉しい年賀状」とは?

一般的な「もらって嬉しい年賀状」とは?

まずは一般向け、つまり「プライベートの年賀状」で、相手が「もらって嬉しい!」と感じてもらえる年賀状の書き方について解説します。

印刷だけでなく「手書きのメッセージ」がある

あるアンケートでは、もらって嬉しいと感じる年賀状の特徴として「手書きのメッセージがある」ことがトップに挙げられています。

最近の年賀状は利便性や見た目の綺麗さを考慮して、イラストや基本的な文章をすべて「印刷」で済ませてしまうケースが多くなっています。

最近ではソフトウェア内やネット上で公開されている無料のデザインテンプレートも多く、好みのデザインを選びやすくなっているのは嬉しいですね。

年賀状のすべてを印刷で済ませることも可能な現代において、新年のあいさつ、ちょっとしたメッセージだけでも「手書き」で1枚1枚丁寧に書いているとすれば、それは「心のこもった年賀状」として受け取られ、喜ばれることでしょう。

近況報告が述べられている

同じく、アンケートのトップに位置する項目は「近況報告が述べられている」ことです。

年賀状に書かれる文章となると、例えば「あけましておめでとうございます」「本年もよろしくお願いいたします」など、定型文がメインとなります。

そんな中で、送付者の近況報告が述べられていると、なんだかほっこりします。

昨今はメールやSNSなどで人とつながりやすくなったとはいえ、すべての知り合いとこまめに連絡を取っているというわけではないでしょう。

年賀状がほぼ唯一のコミュニケーションという人もいるでしょうから、近況報告が述べられている年賀状はもらって嬉しいものなのです。

オリジナルのデザインがあしらわれている

他には「年賀状のデザインがオリジナルである」のも嬉しいポイントとして挙げられます。

前述の通り、最近は家庭での印刷が普及しており、年賀状のデザインもネット上で簡単に収集できます。

そんな中で、オリジナル感のあるデザインで年賀状を送ってくれたら、嬉しいと感じるでしょう。

あるアンケートでは「家族の写真が載っている」年賀状が、もらって嬉しいと感じるようです。

オリジナルのデザインで年賀状を作ることは決して難しいことではなく、専用のソフトウェアやイラスト系のソフトウェアを使って簡単にデザインすることができ、写真もパソコン等に取り込むことで年賀状のデザインに含めることができます。

総務畑ベテラン社員からの一言

枚数が多いと手書きメッセージは手間に感じるかもしれませんが、少しでも気持ちを込めたいのであれば頑張りましょう!

2.ビジネス向けの「もらって嬉しい年賀状」とは?

ビジネス向けの「もらって嬉しい年賀状」とは?

次に、ビジネス年賀状で相手がもらって嬉しいと感じる作り方について解説します。

ビジネス向けも「手書きのメッセージ」は重要!

ビジネス向けの年賀状においても、「手書きのメッセージを含める」ことは重要です。

ビジネス向けの年賀状はビジネスの人付き合い・会社付き合いの関係で送るとはいえ、やはり「心がこもっている」ことは重要な要素となります。

短い文章であっても手書きがあるのと無いのとでは、受け取る側が感じる印象は大きく異なるのです。

できれば「筆ペン」などを用いて、綺麗な字でメッセージを書いて送りましょう。

書くべきは「近況」「日ごろの感謝」「新年の抱負」など

年賀状には文章が含まれるものですが、ビジネス向けの年賀状で書くべきなのは「近況」や「日ごろの感謝」「新年の抱負」などが無難です。

ビジネスで関係する相手に送るということは、日ごろからお世話になっているわけですから、近況や日ごろの感謝が含まれていると相手との関係を良好に保ちやすいです。

あとは年賀状としては特に無難な文章ではありますが、新年に向けての抱負を書いておくと良いかと思います。

ただし、文章があまりにも硬くなりすぎると受け取る側も緊張してしまいますので、年賀状というスタンスは崩さずに、できるだけ柔らかな印象を持たせられるような内容に仕上げることをおすすめします。

「元旦に届く」のが大前提

ビジネス年賀状の大前提は「元旦に届く」ことです。

遅くとも、送る相手の仕事始めの日までには届くようにしないと、悪目立ちして失礼に当たります。

「年賀状が元旦に届くようにするための期間」は年度によって異なりますが、例えば2020年に届いた年賀状の場合は2019年12月15日から引き受け、遅くとも2019年12月25日までには出してほしいと郵便局のホームページに記載されています。

検索する際には「年賀状 元旦に届くには」で検索すると良いでしょう。

総務畑ベテラン社員からの一言

ビジネス年賀状は中規模~大企業の場合は特に『会社で統一するデザインテンプレート』があると思いますので、その場合はそのデザインを使いましょう。

3.ビジネス向けには「避けるべき」年賀状の書き方

ビジネス向けには「避けるべき」年賀状の書き方

ビジネス向けの年賀状を送るにあたっては、いくつか注意して避けなければならないポイントがある点を押さえておきましょう。

「宛名」など基本的なルール・マナーを失している

年賀状に限った話ではありませんが、ビジネス用の文書を郵送する場合には「宛名」などの基本的なルールやマナーを失しているのは避けましょう。

例えば「敬称の使い方が間違っている」「そもそも宛名や会社名などが間違っている」といったミスがあれば、年賀状を送られても不快に感じる可能性があります。

「大量印刷しただけ」とわかるような心のこもっていない内容

年賀状は会社のつきあいの規模にもよりますが大量に送ることもあるでしょうが、その場合でも「大量印刷しただけ、とわかるような年賀状の作り方」は避けてください。

例えば「会社が用意したテンプレートそのまま」だと、ビジネスの付き合い最低限のマナーを守っているだけと感じられ、気持ちがこもっていないと解釈されてしまう可能性があります。

デザインの選択肢はほぼ無いので、「手書きのメッセージ」で大量印刷の感じを少しでも削減してください。

家族経営の会社の場合「喪中」に注意!

一般的に「会社には『喪中』は無い」のですが、例外として「家族経営の場合」などが挙げられます。

一般的に会社は「個人」ではないので、仮に会社の関係者や社長などの代表者が亡くなったとしても、会社そのものが喪中になることはありませんので、年賀状のやり取りをしても特にマナー違反になることはありません。

しかし、その会社が「家族経営」「同族経営」の場合だと喪中にすることがありますので、相手が会社として喪中はがきを出した場合にはこちらも年賀状を出さないでおきましょう。

総務畑ベテラン社員からの一言

ビジネスマナーは時に難しいこともあります、礼を失することのないように不安な点は同僚や上司に確認することをおすすめします。

まとめ

年賀状は「もらっただけでも嬉しい」と感じる人も多いですが、少しでも気持ちのこもった年賀状で相手に気持ちよく新年を迎えてもらえるようにしましょう。

ただし、送り方1つで失礼にあたる可能性もありますので、マナーなどの点で不安な点があれば上司に確認してから行動するなどの配慮も必要になるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました