「ビジネス向けの年賀状」のデザインはどうするべき?

「ビジネス向けの年賀状」のデザインはどうするべき? コラム

「年賀状のデザイン」は、毎年の悩みの種だと考える人も少なくありません。

ビジネス向けの年賀状となると、余計にデザインについて悩んでしまうのではないでしょうか?

そこで、ビジネス向けの年賀状のデザインについて解説します。

1.一般的な年賀状のデザイン

一般的な年賀状のデザイン

まずは、プライベート(一般向け)で送る年賀状のデザインについて考察してみましょう。

「干支」をあしらっている

多くの年賀状では「干支」をあしらったデザインになることが多いようです。

子年であればネズミを、戌年であればイヌのデザインが含まれていると、やっぱり「年賀状だ!」と感じるデザインになるようですね。

干支のモチーフになっている動物は一般的な生き物(辰は微妙かもしれませんが)なので、どの干支であっても「ああ、干支のデザインだ」と感じるでしょう。

プライベートで送るのであれば可愛らしいデザインや柔らかなデザインの干支が描かれていることが多いですが、飼っているペットの写真を使うこともあります(戌年ならペットのイヌを、寅年ならペットのネコを虎に見立てて)。

「お正月らしい」デザインで統一

干支の他には「お正月らしいデザイン」で統一しているのが、オーソドックスな年賀状のイメージとして定着しています。

「お正月らしいデザイン」とは、「初日の出」「梅の花」「富士山(初夢のイメージ)」といったところでしょうか。

「謹賀新年」などの文字が入っていれば誰もが「ああ、これは年賀状だ」と思うでしょうが、あまりにも季節外れでお正月とは無関係なモチーフが含まれていると「これって年賀状なの?」と不思議がられてしまうでしょう。

基本的に全体が明るいデザインになっている

一般的な年賀状は「明るいデザイン」になっていることが多いです。

せっかくの新年のあいさつのための手紙なのですから、読んだ相手に明るい印象を持ってもらうのは大切なことです。

用いるモチーフの関係もありますが、一般的に「年賀状のイメージカラー」となると「赤」がメインになるでしょう(太陽や梅の花、獅子舞の顔などが赤ですね)。

総務畑ベテラン社員からの一言

年賀状のイメージを固めるためにも、過去にもらった年賀状やネット上のデザインテンプレートを見てみましょう。

2.ビジネス向けの年賀状のデザインで注意するべきポイント

ビジネス向けの年賀状のデザインで注意するべきポイント

では、ビジネス向けの年賀状のデザインで注意するべきポイントとは何なのでしょうか?

なお、会社で統一する年賀状デザインがあればそれを使用します。

テンプレートのトップは避けるべきかも?

ビジネス向けの年賀状のデザインテンプレートも数多くありますが、もし利用するのであればトップ付近に位置しているものは避けるべきかもしれません。

年賀状を送る相手も、ビジネス用の年賀状デザインのテンプレートを見ているかもしれません。

「あ、これ見たことあるデザインだな」と思われるのもガッカリされてしまうかもしれません。

テンプレートのトップに位置しているデザインが悪いというわけではありませんが、安易に「トップにあるからオススメなんだろう」と決めることなく、数あるテンプレートから厳選してデザインを決めてください。

オリジナルデザインの方が気持ちが伝わる

可能であれば、年賀状のデザインは会社オリジナルのデザインを用意することをおすすめします。

予算を組めるのであれば「外注する」という方法もありますが、イラスト系のソフトで簡単に作ることもできます。

社員にイラスト系のソフトに詳しい人がいれば、任せてみるのも良いかもしれません。

ただし、ビジネス向けの年賀状は特に「元日または相手会社の仕事始めの日まで」に届くことが鉄則なので、デザイン作成に時間がかかり過ぎないように注意しましょう。

「可愛らしさ」と「真面目さ」は両立する余地がある

ビジネス向けの年賀状は、あまりにもカジュアル過ぎるのは避けるべきですが、だからといって「可愛さ」と「真面目さ」が両立しないというわけではありません。

柔らかいイメージを持たせつつ、それでいて真面目さを損なわないようなデザインに仕上げることは十分に可能です。

ビジネス向けなので真面目路線で仕上げるのは間違っていませんが、せっかくの年賀状ですからもらった相手が明るい印象を持ってくれる方が良いでしょう。

デザインテンプレートを見てもらうと、全体的に真面目さを確保しつつ、ポップな感じを交えた干支のデザインで可愛らしさを感じられるデザインはいくつもあることがわかります。

「手書きのメッセージ」を書くための余白を確保する

デザインをテンプレートから選ぶにしても、自作するにしても、「手書きのメッセージ」を書くための余白があることは確認しておきましょう。

ビジネス向けの年賀状の場合は特に、自筆のメッセージが含まれているのがおすすめの書き方の1つです。

その際、デザイン部分に重なっていると見栄えが悪くなる可能性がありますので、メッセージを手書きするためのスペースは別途きちんと確保していくことをおすすめします。

専用の枠で囲むのも良いですし、単純にスペースを確保しておくだけでも十分でしょう。

会社のイメージを損なわず、こだわり過ぎない

年賀状のデザインを自作する場合は特にそうなのですが、「会社のイメージを彷彿とさせるデザイン」であればビジネス向けの年賀状として高いクオリティを発揮します。

会社のコーポレートカラーをメインにあしらったり、会社のロゴマークをデザインに含めるなど、さりげなく会社のイメージを彷彿とさせる方法はいくつもあります。

また、自社の新商品や近々開催予定のイベントの情報を盛り込むことで、新年のあいさつだけでなく、さりげなく自社のセールスもこなすことができるでしょう。

ただし、あまりにも企業色を盛り込み過ぎるのも良くありません。

極端な例であれば、害獣駆除に関連する会社が、子年にネズミ捕りをモチーフにしたデザインにするのもどうかと思います。

また、あまりにも強めにセールスし過ぎるのも良くありませんし、これでは年賀状なのかセールスメールなのかわからなくなってしまいます。

あくまでも「さりげなく」が重要であり、相手に「○○社の年賀状だ」と一目でわかってもらえるレベルで問題ないでしょう。

デザインよりも注意するべきポイント

ビジネス向けの年賀状はデザインも重要ですが、それ以外にも注意するべきポイントは少なくありません。

  • 宛名や敬称を間違えない
  • 元日または相手の仕事始めの日に届くように間に合わせる
  • 基本的に単独宛てにして、連名宛ては避ける
  • 家族経営の場合は「喪中」もあり得る
  • 最近は「電子メール」でもビジネス年賀状を出すシーンが多い
総務畑ベテラン社員からの一言

不明な点があれば上司や同僚に確認しておきましょう。

まとめ

ビジネス年賀状はプライベート用以上に失敗や失礼を避けなければなりませんから、デザインにも気を配りたいところです。

会社のイメージや真面目さは出しつつ、それらを出し過ぎないという調整だけでなく、デザイン以外のマナー等についても配慮して年賀状を送りましょう。

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